何度も起こっているという修復失敗。
何をどうすれば何度も失敗できるのかわからないので、
詳しく調べてみました。
新しく犠牲になってしまった美術品
修復前の画像
出典:https://www.facebook.com/antonio.capelartista/posts/420680346001119
修復後の画像
出典:
https://www.facebook.com/antonio.capelartista/posts/420680346001119
こちらはスペインのとある銀行に飾られている像なのだが、
本当にひどい直し方というか直してないよねこれ(笑)
修正後の画像だけみても絶対おかしくなってることに気づくけど
修正前の画像があったら、相当ひどいことがわかるね~
なぜこんなことが起こるのだろうか?
美術品の修復は専門家がやっていないことも…
美術品のような貴重な作品を修復したり、
劣化を防いだりすることはその道の専門家が
やるものだと思います。
しかしスペインではだだの素人に任せてしまう
場合があるそうで…
こちらは80歳の素人のおばあさんが修復したものです。
出典:https://www.flickr.com/photos/observatorioderestauracion/
このように素人が手を加えてしまうと
元の絵とは完全に違うものになってしまいます。
素人が手を加えたものを直すことは難しい!
たとえ専門家であっても素人が手を加えたものを
元の形に戻すことは難しいものです。
手を加えすぎたものは例え専門家でも無理なのですが
なぜ修復を依頼する人は素人に頼むのでしょうか?
結局は依頼する人の適当さ
修復を頼まれて失敗している人を見ていると
任されているのは美術関係の人だとか
修復関係の人だとか美術品の修復の専門家ではないのです。
絵が描けるから直すこともできるだろうとか
修復業者の人だから大丈夫だろうとか
そういった思い込みで依頼している場合が多いのです。
また、専門家に依頼すると高くつくから安いほうでいいや
と考える人も多いそうです。
規制を厳しくすべきという意見もある
実際にカレラ教授という人が素人による修復について
コメントしていて、修復の専門的な技術を持っている人だけが
作業を行うべきだと主張しています。
現在スペインには素人による、つまり修復の技術を
持っていない人が修復をすることを禁止する法律はありません。
さらには技術を持っている人自体が少なく、
他の国に出て行ってしまっていることもあるので
専門家に対する待遇をよくしていかないと
これからも同じ事故が起こることは間違いないでしょう。